ネタとして友人を文章の中に引っ張り出そうとすると、どうしても文中で区別がつきにくくなります。私としては意識して別々の人間が喋っているように書いているつもりなのですが、それが読み手の側に伝わっているかはわかりません。
そもそも、口調なんかを真似たところで全然関係無い方には全く分かりません。物真似というものは、真似る人は勿論、それを見る側、聞く側も真似られた相手のことを知っていなければいけません。ここで突然「could you tell me way to the park?」と、私の中学時代の某英語教師の口真似をしたところで笑ってくれる人はいないでしょう。そもそも文章にすると普通だし。「park?」の後ろに「っく」ってついてくるところがミソなんですけどね。と、まさかこんなところでネタにされているとは思うまい、某先生。
今までも文中に友人との会話が含まれていることは度々ありました。なるべく1対1で会話しているような文章にしていたため、区別がつかないということはあんまりなかったんじゃないかなぁと思うのですが、さすがに読み手がどうとるのかまではわかりません。それに、このままだと将来掛け合い形式のネタを使う際になかなか困ったことになりそうです。脚本形式の文章になっちゃうかもしれません。
cloud「例えばこんな文章とか」
友人A「ああ、書くほうもめんどくさそうだな」
ああ、実際やってみると面倒です。いや、わざわざ名前を書かなければいけないというのが。
そう、名前なんです。「昭和54年生まれで熊本県荒尾市出身で今はプログラマー」と、正直言って分かる人が見れば個人が特定できそうなプロフィールを公表してますが、それでも友人達の素性をばらすのはあまりよろしくありません。今後友人の名前を出していくからにはある程度名前をぼかさないといけないでしょう。問題は、どのようにぼかすか、という点です。私が常用しているcloudという名前のように、友人達にもはっきりこれとわかる名前があればいいのですが、ちょっとその名前はどうか、といったものもありますし、そもそもこういう呼び名を持たない友人もいます。
ということで結局本名をちょっともじった名前を使用するしかないかな、と思います。林某とか、林某(仮名)とか、林某(彼女募集中)とか。あ、いや、別に彼は彼女募集中でもなんでもないんですが、なんとなく話の流れで。今のところ、ネタにできそうなのは6名ほどいます。「友人○某」という呼び名を使えば名前のダブりはなさそうですが、ダブりが出てきたら場当たり的に対処していきましょう。これで会話ネタなんかもそのまま使えるぞ、ネタの消化率が高くなったぞ、と喜ぶcloudでありました。しかも、こんなネタで1本文章が書けたし。よかったよかった。