それは、掲示板への1件の書き込みから始まった。書き込んだ男の名前は「信じ」といった。
……どうもあんまり物々しくならないなぁ。仕方ないんでいつもの感じに戻しましょう。えいやっ。さて、私は文中にて度々「友人、知人にはここの存在を内緒にしている」と書いてきました。ええ、内緒だったんです。
私が所有する「cloud.st」のドメイン。しばらく前までこのドメインが指し示す場所は全く別の場所でした。友人たちには関係があるコンテンツを置いていた都合上、そちらの存在だけは伝えていました。しかし、最近は来訪者も少なくなっていたようで「on cloud nine」の移転とともに過去のコンテンツも削除しちゃいました。ただ、関係者にその旨は伝えてはいませんでした。
移行の際に私のサイトのトップにアクセスカウンターを設置しました。普通のテキストで数字が出ているだけですが、トップページ自体が自動生成されているんでちゃんとカウンターとして働いています。さて、このアクセスカウンターにはアクセス解析機能も備えています。カウンターの何番を踏んだのはどこから来た人だ、程度の情報を取得しています。また、先日作成した掲示板にも書き込み時のみですが解析機能をくっつけてます。
ある朝、会社にて自サイトの掲示板を開いたときのことです。冒頭の書き込みがありました。お客さんが少ない掲示板なのに貴重な書き込みに嬉しくなりました。半分だけ。残りの半分は「……『信じ』……『しんじ』って読むよなぁ……それでJavaかぁ……」。とりあえず昨夜のログを、そして書き込まれたときのログを見ることにしました。すると、前夜に「http://www.cloud.st」にアクセスした人がいることがわかりました。そのくらいはなんてことはないのですが、問題はその人のホスト。どうも私の友人のプロバイダと同じ業者のようです。その業者は地域密着型といった感じの業者なので、少なくともその友人と同地域の方のアクセスのようです。そして書き込んだ際のホスト。こちらはちょっと調べた結果、某大学からの書き込みであることが判明。某大学、かの友人の在籍する大学です。そんなこんなで彼に連絡をとった結果、本人であることが判明しました。はうぅ。
とうとう親バレ、あ、違う、友人バレしてしまいました。まいったな、友人ネタが使いづらくなるではないか。幸い、暑がりであったり、ハメ撮りを行ったり、方向音痴である友人ではなかったので、既存の文章に文句を言われることは無いと思います。もっとも、かの友人がみんなに連絡したら本人もやって来そうなものですが。まぁ、その、あれだよな。洒落にならないネタは使ってないから勘弁してくれ(私信)。