最近めっきり更新頻度が落ちましたと言いますか、まあ仕事でえらい事があるわけでもなく、日常生活は育児に追われて特筆するような事があるわけでもなく、要はネタ切れなのですよ。はい。
という事で、何か面白いネタはないものかと盆に帰省した際に友人達と飲んできたわけです。本来ならばいつの間にやら彼女持ちとなっていた友人を虐める、もとい、からかう予定だったのですが、法事とかそういうお盆独特の行事によって阻まれてしまいまして。結果的に結婚間近な友人と、彼女が欲しいと吼える友人と、何故か達観している友人の四名でくだを巻く事となりました。
気が付けば長い付き合いになったなと、小学校や中学校の事を振り返りつつも、話の焦点は結婚秒読みの新郎予定者に当てられます。既に入籍しているということで「まあ、籍も入れていない男女が一つ屋根の下に一緒に住むなんて、そんな破廉恥な事は許しませんわ」というボケが使えなくなったりもしましたが、そもそも新婦予定者の都合により、一緒に住むのは月末までお預けだとか。まあ、既に同居しているのだとしたら、夜中に飲みに連れ出すのにも難儀しそうなのでそれはそれでよかったな、と。ああ、勿論「そんな破廉恥な事は云々」というのは、「お前が言うな」という突っ込みを受ける事を前提としたものです。いいじゃん。結婚と妊娠の順番がちょっと入れ替わっただけなんだから。
さて、そんな五度目の結婚記念日を迎えたばかりの結婚のベテランに対して、結婚生活初心者が相談してきます。なんでも、「結婚したらPCはどうしようか」との事。共用のPCを準備しようかどうしようか考えているそうです。
「PCがあると夫婦の会話がなくなるんで、そんなものは投げ捨てるか僕にください」と言いたいところですが、きっと却下されるでしょう。いや、実際なくなるんですけどね。例えば、我が家の平日夜の一例。子供たちが寝付いた後、私は夕食をとり、妻は食卓の向かいでPC広げてごそごそと。で、私は食事中なのでその間は会話はありません。食べ終わったら私は自分用のPCがある部屋へ。で、そこでごそごそと。別室にいるのでやっぱり会話はありません。で、用事が終わり、風呂にも入り、「そろそろ寝ようか」と。結果的にろくに会話もありませんが、それはそれで。日によってはノートPCの代わりにゲームボーイinポケモンだったりする事もありますが、これが我が家の日常です。
勿論、年がら年中会話がないわけでもありません。テレビなりPCなりの中から会話の糸口が出てくる事もよくあります。が、別に必死になって会話を続けないと息が詰まってしまう、なんて事もないので、特に困る事もありません。今更どちらかのPCが壊れたとしても、「じゃ、壊れたままでいいか」となるはずもありません。ノートPCはそろそろ寿命が近づいてきてるんじゃないかと思いますし、私用のPCは蒸し風呂と化す部屋に置いてあるので、あれはあれで寿命を削って運用しているようなものです。ノートPCが壊れたら家計から買い替え費用が捻出されるでしょうし、私のPCが壊れたらお小遣い前借で買い替え費用をやりくりする事になるでしょう。なんか、今の一文のどこかに矛盾というか理不尽な何かを感じましたが、あまり考えないようにします。考えたら辛くなるでしょうから。
で、「どっちかのPCが壊れたら」。その時点で、「壊れていない方のPCを共用のPCにする」という選択肢が出てくるのかもしれません。が、少なくとも私はその選択肢は選びません。「絶対に共用のPCは作らない」と決意するような出来事があったからこそ、友人にも「夫婦のPCは別々に」と薦めたいのです。
そう、あれはまだ長男が一歳にもならない頃。当時の我が家のPCは夫婦共用でした。複数台のPCが持てるほど家計に余裕があったわけでもなく、また、回線と配線の都合で複数台のネット接続ができなかったためでもあります。その日も私は仕事を終え、夕食後にPC前に座ろうと食卓を後にしようとしました。そんな私に、妻が何やらにやにやと、そして申し訳無さそうに伝えてきます。「PCの『ゴミ箱』の中にある、『巨乳』とか『コスプレ』とかいうファイルって何?」
やられた。いや、ゴミ箱に放り込んだまま完全に削除していない私に問題があるわけですが。で、まあ、言い訳にもならない言い訳で取り繕いつつ、その後相互不可侵条約が締結され、さらにはPCを別にする事となったのです。まあ、「相互不可侵」と言いながら、向こうはノーガードで私が一方的に「見ないでー」と叫んでいる状況なのですが。
で、何を言いたいかと言いますと。件の新婦予定者の方、並びに世の中の彼女あるいは妻と呼ばれる立場の方々。旦那なり彼氏なりのPCはなるべく覗かないようにし、仮に覗くにしてもゴミ箱とか妙に奥深い階層にあるディレクトリとかは見て見ぬ振りをし、うっかり覗いてしまってさらにそこに妙な連番とか妙な命名のファイル(特に画像ファイルとか動画ファイル)なんて物を見つけてしまっても、それは是非見て見ぬ振りをしてください、と。あと、汚い物を見るような目で見るのはできれば勘弁して欲しいと。そう言いたいのであります。