「Musical Baton」というものがあります。音楽に関する質問に答えて別の五人に回答権を渡す、という事ですが、一時期流行した「100の質問」に通じるものがあります。まあ、肥大化した自己顕示欲を公開して自分以外の存在にって御免なさい、どこからも回ってこないからちょっと拗ねてみました。だってさ、面白そうとは思うけどさ、どこからもバトンが回ってこないのに書いてみるとさ、なんかちょっと空気読んでないみたいでさ。
「というわけで」
というわけで。
「200回記念という事で突っ込み専用別人格を伴ってお茶を濁してみようと」
しかし久しぶりの登場で。
「前回登場が2002年の12月。かれこれ二年半が経過してるな」
うむ。で、本来ならば更新頻度の低下に関してつらつらと書いてみようかとも思ったんだけど。
「思ったんだけど?」
『94、51、39』という毎年の更新数を見ると『順調に減ってます』としか言えなくてなあ。
という事で、勝手にバトンに回答してお茶を濁そうと。
「ネタもないことだし」
そうそう。この辺に行くあてのないバトンが転がってるし。
「でも、気づけばいくつか回ってきてるんだが」
え?
「確認しただけでも『ファッションバトン』、『恋愛バトン』、『独裁バトン』だな」
ええ、面倒だなあ。
「お前、さっきと言ってることが違うじゃないか」
だって、どうすんだよこんな質問。『あなたは洗脳派?粛清派?』ってどうやってボケるんだよ。『洗脳は手間がかかるから一気に粛清』とでも言えばいいのか?
「いいんじゃないの。それで」
いいのか。
「じゃ、まずは『Musical Baton』から」
●コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 (Total volume of music files on my computer)
CD-Rに収まるなあ。700Mくらいか。ファイル数だと130くらいだっけ。
「子供が生まれてから、コンポでCDを聞かないもんな」
●今聞いている曲 (Song playing right now)
仕事中です。
「はい、次」
●最後に買った CD (The last CD I bought)
なんだろ。Sing Like Talkingか、空気公団か、どっちかの気がする。
「久しく買ってないな。買おうと思ったら入荷してなかったり」
昔は原チャリなんかで店を巡ったもんだが。
●よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲 (Five songs (tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me)
「結局、これが書きたかったんだろ」
そう。えーと、Sing Like Talking『魔力』、Bump Of Chicken『天体観測』、Advantage Lucy『めまい』、空気公団『約束しよう』、鈴里真帆『sakura』。以上。
「……んーと」
以上。
「前の二曲はさて置くとして、後ろ三曲を見ると、何やら腹に溜まってるように見えるのだが」
溜まってるのかもしれん。それが何かはわからん。まあ、あれだ。『前向きに、後ろ向き』なんで。
「じゃ、次。ファッションバトンな。」
ファッションねえ。
●洋服所要量
普段着は洋服収納ケース二段にほぼ収まるくらい。あと、スーツが夏冬二着ずつにコート。シャツが五枚とネクタイが何本か。
「意外と多かったな」
あと、収納ケースから溢れてるジャージとか丹前とか雨合羽とか。
「合羽は洋服所要量に含めていいんだろうか」
●普段の服装・好きな服装
室内着、という事ならば、夏はシャツと短パン。冬は青シャツ、黒ズボンに何か一枚着てから丹前。
「仕事着ならばスーツか」
好きな服装となると、青のシャツ(夏なら半袖、冬なら長袖)に黒のズボン、季節によってなんらかの上着、かな。
「最近寒がりが解消されてきたんで、やや人並みの厚着で済んでるな」
●好きなブランド
あれですか。ユニクロって答えを求められてますか。
「まあ、実際答えようがないよな。適当だし」
●今欲しい服
何故か奥様の許可が下りない白い上着。
「学生時代に着てたナイロン製の上着が欲しいんだけどな」
なんで許可が出ないんでしょうか。
「さあ、まだまだ続くよこの企画。次は『恋愛バトン』だ」
まだ折り返し地点かよ。
●初恋はいつですか?
小学生の頃。同級生。
「それが今の妻であったりしないのが人生の面白いところ」
●今まで付き合った人数は?
一人。掛け値なしに一人。
「一穴主義だな」
●好きな人とデートしたい場所は
子供の世話をしないでいい、って事ならば一日中部屋でごろごろしていたいですな。
「どこぞに出て行くのも面倒だよなあ」
●好きな人と見たい映画は?
映画見ない。
「次だ次」
●好きな人に言われて一番うれしかった言葉は?
ば、ば、馬鹿者。そんなものはだな、こう、あれだ、墓場まで持って行くんだよこの野郎。
「動揺しております。しばらくお待ちください」
●好きな人はいますか?その人の好きなところは?
好きな人も何もなあ。奥さん以外に誰と答えろと。
「んじゃ、その人の好きなところは?」
ば、だ、知るかこの野郎。
「逃げてます。逃げてます」
●こんな人は絶対無理って人は?
無理……無理……無理ねえ。話が合わなきゃ無理だなあ。『絶対』ってのが難しいなあ。
「学生時代に『恋人に求める五つの条件』なんて心理テストで、とうとう四つしか条件が出なかったくらいだもんなあ」
ストライクゾーン広いんですよ、私。
「ちなみに、その時無理矢理出した五つ目の条件は『水虫じゃない人』」
だって、水虫だったらサンダルとか足拭きマットとか共有できないでしょ。
●浮気は許せますか?許せるならどこまで?
どこからどこまで浮気なんだろうか。
「世の中には、携帯に異性のアドレスなり番号なりが登録されている状況すら嫌だという方もいるんだけどな」
別にそれくらいなあ。とりあえず寝取られるのは嫌だなあ。
「じゃ、それ以前ならあり?」
『あり?』って聞かれても、とりあえずどこからが浮気なのかが分からんことにはなんとも。
「まとめると、『携帯に電話番号登録』なら許せるけど、『場末の温泉宿でしっぽり』は許せない、と」
どこをまとめたんだ。それに何故『場末の温泉宿』なんだ。
●同棲してみたい?
同居してるっつーの。
「既婚者向けの質問じゃないよなあ。じゃ、『別居してみたい?』だったら?」
週に一回だけ、とかならまだしも永続的には嫌だなあ。あれだよ、『毎日カレーじゃ飽きる』ってやつ。
「そんな事言うと、『どうせ私はカレーですよ』とか言われるぞ」
●あなたが愛を感じる行動は?
臨時収入に関するお伺いとか、高額商品購入のお伺いを立てて、それが許可されたとき。
「飼い慣らされとるな」
●愛と恋の違いは?
『恋は求めるもの、愛は与えるもの』という言葉がずっと頭の中に残ってます。
「ありがちな言葉だな」
故に、数学は恋であるのです。
「オチはいらん」
●1番長く続いた恋愛は?
いや、現在進行形のつもりですし、終わらせるつもりも特にないのですが。
「『お前百まで、ワシ九十九まで』か」
ええ、『あなたは早死にするから、未亡人になったら遺産でのんびり暮らす』と宣言されてます。
「遺産って、残る予定なのか?」
死んだ後の事なんざ知らんよ。
●お付き合いしたい有名人・芸能人は?
あれだ、顔がそこそこでおっぱいが大きい若いお姉ちゃんとなら一回くらいしっぽりと。
「具体的な名前は出てこないけどな。しかし貴様、一穴主義はどうした」
画餅だから気にするな。
●究極の選択!!一生人を愛せなくなるor人に愛されなくなる どっちを選択する?
愛せなくなるのは想像付かんが、愛されなくなるのは想像できるんで、前者のほうがましかなあ。
「これは具体的にどう究極なんだろうか」
わからん。自分が他人を愛せなくても、他人が愛してくれればそれはそれでいいと思うのだが。
「質問考えた人は、そういう状況下で『空しい』という結論でも出したのかな」
「さあ、いよいよ最後だ。『独裁バトン』」
ドラえもんの道具みたいな名前だな。『独裁バトン』。
「振りかざしたら独裁者になれるんかいな」
●あなたは洗脳派?粛清派?
●大衆を動員するのと軍部独裁でがっちり行くのとどっちが好き?
●政敵を倒すには、暗殺と人民裁判と、どっちを使う?
この辺は正攻法か否かの質問をされてるわけか。
「正攻法なら粛清派で軍部独裁、暗殺ビシバシってとこか」
搦め手だと洗脳して大衆動員し、その大衆を背後から操って人民裁判、と。
「で、どっちがいいの?」
正攻法だとカリスマがないと破綻しそうだもんな。いや待てよ。絡め手こそカリスマがいるのか。
「じゃ、カリスマがある人間を洗脳すればいいんじゃないのか」
そうか。となると、トップになりうる人材を洗脳して、そいつ経由で大衆動員か。
「暗殺と人民裁判は?」
少数精鋭でいくとなると、洗脳して暗殺担当者を引き込めばいいから暗殺のほうで。
●もし悪魔の助けで好きな国を支配させてもらえるとしたら、どの国を選ぶ?
『北欧はフリーセックスでうはうは』という言葉が脳裏に浮かんでしまいました。
「しかし、実際統治するとなると大変だろ。失業率とかいろいろと」
やっぱ石油が出る国か。ドバイとかどうだろ。競馬もあるし。
「石油が出なくなったら?」
テロリストでもやるか。『宇宙防衛戦線』とか言って。
「アニメネタかよ」
●ブッシュに「悪の枢軸」と呼ばれたら、なんと言い返す?
やっぱカッコいい言葉で返さないとな。
「うむ。具体的にはどんなんだ」
『ばーか、ばーか、うんこ』とか。
小学生かお前は。
●子孫に自分の政権を継承させたいですか?
やっぱ独裁者ってくらいだから、子供も百人くらいいるんだろうな。
「そして後継の座を巡って繰り広げられる骨肉の争い」
継承させたいも何も、百人もいれば子供への愛着もないだろうて。
「まあ、死ぬまで権力を維持すれば、死後の事はどうでもいいもんな」
●独裁者としていちばん欲しい称号(征夷大将軍とか総統とか大佐とか)は?
●人民になんと呼んでもらいたい?
表向きはさておき、裏では徹底的に罵ってもらいたいもんですな。
「それだけ聞くと只のマゾみたいだな」
やっぱ、美辞麗句を並べたところで実態が伴ってなければねえ。
「それに、前提条件の『カリスマを洗脳してそれを手先に大衆扇動』を見ると、どう考えても影の実力者だからな」
称号なりなんなりはそのカリスマにあげるんで、こっちは実利だけ貰いますよ。裏方が気楽だもん。
「しかし、まるでヒモみたいだな」
ヒモというか、寄生虫というか。
ああ、やっと終わった。
「まあ、回って来た質問には全部回答したわけなんだけど、もう一つ。残ってる事があるぞ」
残ってる事……何かあるか?
「●バトンを渡す 5 名 (Five people to whom I'm passing the baton)」
うぁぁ、なるほど。
「誰に回すんだ」
ううむ、よし。知人に回そう。
「知人?」
うむ。友人松某、友人高某、友人杉某、友人林某とその相方。これで五人だな。
「で、その面々のサイトなりBlogなりは?」
知らん。そもそもここを見てるかも怪しいから回っていくあてもない。
「無責任だなあ」