週末は息子達と一緒に風呂に入る事が多いのですが、平日はだいたい一人で入ってます。そりゃ、帰宅時間は早くても九時なんて親父を待ってたら、宵っ張りなお子様が誕生してしまいます。せめて、小さいうちは早寝早起きをするようにしたいものです。

そうじゃなくて。息子達は若干肌が弱いようでして。おそらく相方からの遺伝とかそういうあれなんでしょうけど、軽くアトピーのような症状が出ます。特に冬場は乾燥するため、ワセリンなり皮膚科から貰った薬なりを塗らなければなりません。次男は長男よりも症状が酷いようで、ちょっと機嫌が悪くなって泣き出すと頭や顔をかきむしっています。

注意しなければいけないのは入浴時。私は熱めの風呂が好きなのですが、私好みの温度で息子達と入ると、決まってその晩は背中が痒い、頭が痒いとなります。やむなくぬるめのお湯でなるべく手短に。手短にしないといけないんですが、長男は軽く三十分は粘ってくれます。入浴だけで一時間という事もそう珍しい事ではありません。

結果として、私が入浴を楽しむ事ができるのは平日になってしまいます。平日であれば、息子達はとっくに入浴した後、運がよければ寝かしつけている時間帯に帰ってこれる、といった具合なので一人でのんびりと入浴できます。つい先日、「息子達を寝かしつけて云々」というネタを書いた気もしますが、そんな時間帯に帰ってくる事は殆どありません。夕食は深夜零時、入浴は深夜一時、就寝は深夜二時という事も珍しくありません。もう、育児の時間は終わっています。

んで、そんな平日の平和な入浴時。息子達がいると楽しめない、入浴剤を使う事ができます。さすがに皮膚が弱いお子様達と一緒では、薬品満載、香料満載な代物を使う気にはなれません。また、相方は相方で乾燥肌とかいろいろあるので、わざわざ薬品の中に漬かる気にもならない事でしょう。多分。結果的に、私だけの楽しみとなります。うむ、鈍感肌でよかった。

最近、近所のスーパーでバブが単品で売っている事に気付いた事も入浴剤使用理由の一つです。一つ五十円、五つで二百円。お手軽です。私の認識としては「ちょっとリッチなバスクリン、凄く豪華なバブ、貧乏人はバッタもんでも使ってろ」という感じで、バブなんて高級品は年に数回使えれば御の字というそういう考えなのです。それがあなた、まとめ買いの結果一個四十円ですよ。四十円でお大尽気分ですよ。

そんな訳でゆっくりと入浴。入浴剤を入れて変色した熱めのお湯に入り、ジップロックに入れて簡易防水処理を行った携帯ゲーム機でだらだらとゲームを。小さな頃は「お風呂でテレビ」というのに憧れていた時期もありましたが、それよりもちょっとハイテクっぽい「お風呂でゲーム」です。液晶の都合で画面が見づらいのが難点ですが、まあその辺は仕方がないと割り切りましょう。手が滑ってゲーム機まで入浴してしまう心配もありますが、既に一度便器に入浴した経験もある機体です。また修理に出せばなんとかなるでしょう。水没よりは入浴の方がまだましです。

風呂から上がると二十分経過。予想以上に長湯になってしまいました。で、それからすぐに寝たんですが。
翌日、と言いますか現在。
臭いんです。
香料の臭いが染み付いているようで、腕や首筋なんかから昨夜の入浴剤の臭いが。なんと言いますか、一挙手一投足と共に花の香りが漂うんです。年頃のお姉ちゃんならともかく、二十代の折り返し地点も見えてきた子持ちのおっさんがそんな事してもイメージとかそういうあれが壊れるのではないかと。そもそも、我が事ながら嫌です。全身花の香りというのは。


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