運動会シーズンもとっくに過ぎ去ってしまいました。今更な話ですが、地域の運動会というものに参加してきました。今の住居に引っ越してから早二年半。今まで二年連続で雨天中止となっていたこの行事も、今年は見事な快晴のもとで行われました。
「夫婦揃って二十代前半」という、戸籍上は若者パワー爆発な我々です。その事実のみでリレーの選手に選ばれてしまいました。リレーというと運動会の花形競技です。そんなものに選ばれるなんていい迷惑だ、と相方は愚痴っておりました。
戸籍上はさておき、現物は既に枯れきった我々です。できれば休日は家でゴロゴロとしていたいものですが、ご近所づきあいとか諸々のしがらみがあってそういうわけにもいきません。当日やる気満々だったのは、お子様競技に参加予定の長男だけでした。ええ、もう、パン食い競争であんぱん貰ってにこにこですよ。
と、ここまでは関係あるようでないような前フリです。ああ、リレーは結局二位でした。私は走ってからしばらく横にならないといけないくらいでしたが。運動不足ですなぁ。
んで、本題。先程、リレーを「運動会の花形競技」と表現しました。これは、それほど間違ってはいないと思います。ですが、リレーの他にも同様の表現をされる競技はあります
具体例を挙げれば騎馬戦や綱引きのような体力勝負な競技です。昔はこれらの競技の王様として「棒倒し」という競技がありましたが、近年ではその姿を消してしまっているようです。私の中学生時代を例に取ると、中学一年生の頃までは確かに存在していたのですが、翌年以降は様々な競技にその座を奪われていましたし。まあ、あれはあれで危険極まりない競技ですから、無くなっていくのも時代の流れなのかもしれません。そもそも棒を支える土台の人間にとって、踏まれたり蹴られたり投げられたりと良い事は全くない競技ですし。
棒倒しに対する個人的な恨みやら何やらはさておき、その棒倒しの引退以降に経験してきた体力勝負系花形競技に対してはそれほど嫌な感情は持っていません。騎馬戦なんて、体重が軽かったおかげで上に乗る事もありましたし。上に乗ったら乗ったでバランス取ったり、落ちた時にちゃんと受身を取らなければいけなかったりと大変だったりするのですが。また、綱引きではそもそも土台という立場がありません。みんな平等とは、なんと素晴らしい競技でしょう。って、肉弾競技に博愛もなにもあったもんじゃないか。
さてさて、話は変わって地方ネタ。我が故郷熊本県荒尾市では、隣接する福岡県大牟田市と毎年綱引き大会を行っています。昨年までの戦績は六勝六敗の五分。別に勝ったら何かがあるというものでもないようでしょうが、負けるよりは勝ちたいものです。そう考えた人が荒尾市側の上層部にいたのでしょうか。今年は助っ人を呼んだそうです。
んで、これがその様子を伝える記事です。話題作りのために助っ人を呼ぶとこまではいいでしょう。しかし、その助っ人はまずいでしょう。たしかに、日本唯一だかなんだかの専門施設があります。毎日毎日、雨の日も風の日もショーが行われているようです。オープンより数年が経過しているので、既に立派な荒尾市民であると言えなくもないかもしれません。
でもやっぱ卑怯だよな。