不景気な世の中、各企業はコスト削減に頑張っています。と言っても、昨年の出社時間が0分の私にとっては、自社で何が起きているかは知りません。いや、本当に出社してないんですよ。0時間0分0秒。そもそも関東の土を踏んでいません。今年も未だに出社なし。これでいいのかサラリーマン。いいんでしょうな。給料もらえてますし。
某企業にお世話になって早三年。ずっと同じ部署で仕事をしていました。肩身が狭いのではないかと心配される方もいるかもしれませんが、そういう事はあまり考えないでやってます。あれです。要は仕事さえちゃんとやってればいいんですよ。経過はともかく結果が出れば。
と、やっておりましたが、最近締め付けが厳しくなってきました。主にネット関連の締め付けです。最近は半ば黙認されていた私用のWEBアクセスが監視対象となってきました。困った事に、私が雑文を読むのは平日ばかりなんです。平日、つまり仕事場で読む事が殆どでして、それができなくなるという事はつまり、雑文がろくすっぽ読めないという事になります。半年くらい前は、「プロキシ制限で某巨大掲示板にアクセスできないから、自分のサイトにプロキシ代わりの何かを仕込んでみようか」とか考えてたのに、それ以前の問題となってしまいました。
仕方ない、しばらくおとなしくしていよう。止まない雨はない。そんな事を考えながら仕事をするフリをしていたのですが、ふと、おかしな事に気付きました。使用ソフトウェア一覧でも紹介していましたが、アウトメールクライアントというものがあります。仕事場での私用メールの読み書きはこのサービスを使用していたのですが、これが動いていません。嫌な予感がして、一時的にサービスを停止しました。予感は当たりました。昼過ぎに、仕事場のサーバ管理者の方が私のところにやって来ました。
「cloudさん。BIGLOBEのWEBメールにアクセスしてませんか?」
もう、ね。あれです。顔文字使って「キター」とか叫びたい心境でした。とりあえず、平静を装いながら「ああ、もう切ってますよ」と受け答えをしました。その後は予想通りセキュリティ云々のお話。まあ、これは予想していた通りです。問題は次の質問。
「どんな用途に使われていたんですかね?」
回答:言えません。
いや、まさかそんな回答をするわけにもいきませんが、さりとて真面目に回答するわけにもいきません。メーラーを調べられたらアウトです。一発ツモです。親倍直撃とかそんな感じです。さもなくば20点火の玉とか。とにかくそれは避けなければいけません。藻屑と消えつつあるくら同盟打ち合わせ記録だとか、エビオスでどくどく報告書だとか、雑文書きデビューしますた皆さんよろしくドキドキ痛くしないでね記録とか、そういう表に出せないものが見つかってしまいます。咄嗟にある回答が浮かびました。
「会社との連絡に使ってるんですよ」
偉いぞ、俺。非常にナイスな回答を思いつきました。いや、会社からのメールも読めるんで嘘を付いているわけではないのですが、まあ八割くらいは嘘かな、と。自社との連絡であれば検閲を受ける可能性もありません。これでこの場はなんとか凌ぐ事ができました。首の皮三枚くらいで。
さて、窮地は切り抜けましたが、メールが読めない環境である事には変わりません。これはこれで困ったものです。うむむむ。打つ手なし。景気が良くならない限りどうにもならないのかな。