初めてその事を意識したのはどれくらい前のことでしょうか。相方と出会って……あ、いかん。『出会って』だと話がややこし過ぎる。えーと、小学校三年生だから……15年くらい?15年じゃどうにもならんよなぁ。えーと、相方と親密な関係になって三年ほど、と。こっちで話を進めましょう。

さて、三年を超える付き合いの中で、初めてその事を意識したのはいつでしょうか。今ではすっかり忘れてしまいましたが、自然とそういう雰囲気になっていった気がします。価値観が似ていた事。性格が合ったこと。それらも理由の一つですが、最も大きかったのはお互いが近くにいて安心できる存在であった事だと思います。

無論、平坦な道のりではありませんでした。喧嘩だってします。すれ違いもあります。しかし、まあ、南斗水鳥拳、いやいや、なんと言いますか、ね。雨降って地固まるという奴でね、その。えへへ。結果的には喧嘩するほど何とやらというわけですか。ぽじてぃぶに考えると「喧嘩する相手がいる事はめでたい事である」という奴で。だんだん文体が壊れてますな、私。

我々が付き合いだした直後の事。友人田某がこんな事を私に言いました。
「もし、お前らが三ヶ月経っても別れなかったら、たぶん結婚するな」
奴曰く、もしもお前の性格に合わないんなら三ヶ月ももたない、と。今となっては、なかなか鋭い読みであった、と言うべきでしょう。

私の周囲の相方持ちの面々が、そういう事を考えているかどうかという事は知りません。我々よりも付き合いが長い連中もいます。短い連中もいます。現在進行形で学生であったり、つい最近まで学生であったり、反対に私よりも早く職に就いていたりと、各人の近況は様々です。学生連中はさておき、社会人の面々がどう考えているかはちょっと気になります。「何も考えていない」という答えも返ってきそうですが。

先日、相方の実家に行って来ました。「けじめをつける」という奴でしょうか。何度か行った事はありますが、両親同伴、鯛持参で行ったのはさすがに初めてです。よく考えたら「お嬢さんを下さい」ってな事を言い忘れた気もしますが、結果が同じなんで気にしないことにしましょう。「貴様のような奴にお父さんと呼ばれる筋合いは云々」と言われなくて安心しましたし。

そんなこんなで私ことcloud。婚約した旨をこの場を借りて発表させていただきます。まだまだ若輩者でありますが、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いします。

え?なんで4月1日にこんなネタを扱うのか、ですって?やだなぁ。偶然ですよ。ぐ・う・ぜ・ん。疑ってばかりではいけませんよ。信じる心を持たないと。昔から言うじゃないですか。
「信じる者は馬鹿を見る」
あわわ。こっちじゃない。
「信じる者は救われる」
そう言えば「愛は地球を巣食う」というネタもあったな。どうでもいいけど。


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