以前、「飲む」を書いたんで「打つ」です。「鬱」でもいいんですが、あいにくとネタの持ち合わせがないもので。さて、打つといえばギャンブルです。私の地元には競馬場があり、学生時代は毎週末そこに通っては本命、大穴と当てまくり天才予想屋と呼ばれ……虚しくなってきたのでやめます。嘘です、はい。言うまでもないでしょう。競馬場があるのは本当ですが、数えるほどしか行った事はありません。それは何故か。おそらく遺伝形質か何かだと思うのですが、我が家の家系は賭け事に弱いようです。何しろ親父はバブル崩壊直前に株に手を出してましたし、私はJRA貯金に預けっぱなしです。全部持っていかれてます。
我々の身近にある合法的なギャンブルと言うと、三競オート(競馬、競輪、競艇とオートレース)の他にパチンコがあります。私はパチンコには全く手を出していません。と言うと、結構びっくりされます。そんなに見た目がおっさんくさいのか。それはさておき、唯一手を出していた競馬も引越したことで馬券を購入する術がなくなっちゃいました。今の居住地には馬券を購入できるような場所はありませんし、PATに加入して自宅でギャンブルをやる気も起きません。せいぜい、日曜の暇な時にテレビ中継を見る程度です。
では、身近にある違法なギャンブルは何か。いや、そんな大層なもんでもないと思いますが、例えば麻雀でチョコレートのやり取りをする程度でしょうか。図書券だったら合法だと新潟県警が言ってましたけど。って古いネタだな。ちなみに麻雀の場合は1000点1000円から手が後ろに回るそうです。ご注意ください、って何の話だ。私は学生時代、研修旅行中に手が後ろに回らないような額で賭けたことがありました。あの時はギャンブルの神様が御降臨なさったおかげで一人勝ちすることができました。と言っても、レートが安かったんでお土産代にもなりませんでしたが。え、あ、いや、レートというか、その、もちろんチョコレートですよ。何言ってるんですか。もう。
先日はグァムに社員旅行に行ったのですが、その場でちょっとしたギャンブルがありました。「希望者のみ参加。各自1チョコレートを参加費用として出して、隣の人とじゃんけんをする。勝ったほうが相手の手持ちチョコレートを総取り。以下、1人になるまで続ける」という単純なゲームです。勤続年数3年ですが、出社日数計3日という普通ならちょっとどうかという社員であるcloud。当然他の社員との交流もほとんどありません。同期の面々の顔も名前も忘れてしまいました。「軽く顔でも売っとくか」という軽い気持ちで参加しました。「ネタになればいいな」という気持ちもありました。賭け事に弱いことは分かっているので負けるつもりだったんですが……
何故か手元には8チョコレートあります。勝ってます。3連勝です。すると幹事からのアナウンス。「10チョコレート払えば負けた人も再度参加できます」この辺が潮時だろうと思ったんですが……
手元のチョコレートは更に膨れ上がってます。いよいよ決勝戦。三つ巴の戦いです。「おいおいおい、どうなってるんだよ」と思いながらも、「やはりここで見事に散ってこそ雑文書き」と考えてしまいます。そしていよいよ勝負!
えーと、結果報告です。手元には合計で108チョコレート。そして副賞としてビデオデッキの目録があります。おかしい。ネタにならぬではないか。いや、ネタ云々じゃなくて。本当に賭け事には弱いはずなんですが、旅先では大化けするようです。いやはや、さすがグァム。とても美味しいマカダミアナッツでした。