「年齢を感じる瞬間」というものがあります。例えば、朝起きたらナニの元気が無かったとか、ナニの毛に白髪が混ざってたとか。え?「ナニって何だ」ですって?ナニですよ、ナニ。しかし初手から下ネタか、俺。
私のナニが元気が無いというわけではありませんが、若造と呼ばれる私の年齢でも「歳をとったな」と思うときがあります。初めてぎっくり腰になったときはかなりショックでした。「うわぁ、ぎっくり腰だよ。中年だよ」と。私の中では「ぎっくり腰はおっさんの症状」という考えがインプットされていましたので。あと、「ふくらはぎがつるようになった」ときも歳を感じてしまいました。昔は布団の中でどんな体勢になっても足がつるようなことは無かったのですが、ある時期から簡単に足がつるようになってしまいました。それ以降は朝方にほんのちょっと足に力を入れただけでもつっちゃいます。体位をちょっと変えようとしてもつっちゃいます。体位って何だよ、おい。
下の話題は置いておきましょう。小学生の頃、我が家に初めてビデオデッキがやってきたときの話です。一番最初に予約録画の方法を覚えたのは私でした。ビデオが到着するや否や真っ先に説明書を読み漁っていました。当時は「取扱説明書を読む」という行為に負担を感じることはありませんでした。むしろ、説明書を読むことが楽しいとさえ思ってました。家族の中で最後まで録画の方法を覚えなかったのが父でした。寝ているときに起こされて「この番組を録画してくれ」と言われたことも度々あります。あの頃は「頼むから説明書くらい読んでくれ。簡単なんだからすぐ覚えられるって」と思っていました。
しかし。22歳となった現在、私は父と同じ道を歩んでいるのではないでしょうか。私は今年の春に携帯電話を買い換えました。実に2年ぶりです。その2年間で、世の中の携帯電話には様々な機能が追加されました。豪華な音が鳴る着メロ、インターネットへのアクセス機能、簡易デジカメ等々。昔であれば「値段分の機能は使ってやる」と思って説明書を熟読することでしょう。しかし、購入から2ヶ月、未だに説明書を殆ど読んでません。勿論、使い方が分からない機能もたくさんあります。しかし、どうにも使い方を勉強する気になれません。現在、「自分で送信したメールを勝手にディレクトリ毎に分けることができないか」と悩んでおります。悩んでるなら説明書見ろよ。
まずい。このままではおっさん一直線です。すでに「見た目がおっさんくさい」とか言われているのは秘密です。むぅ、とりあえず、身近なところからおっさんになっていくのを食い止めよう。まずは、「なんぼ酒の席とは言え、初対面のおねーちゃんに対して『蜘蛛の巣が張る』とか、『萎える』とか言うのはやめる」といったところから始めよう。……それにしても今回はオチまで下ネタか。