しばらく前に、「携帯電話へのワン切り元に電話したら10万円請求された」という話がありました。結構有名な話なんで、ご存知の方も多いのではないでしょうか。このワン切り騒動、結局は都市伝説みたいなものだということに落ち着いたみたいですね。ただ、大西科学さんの掲示板に書き込んだんですが、私の携帯にはかかってきた事があるんですよ。このボロ携帯に。DoCoMoのくせにi-modeじゃない携帯に。

まず、最初に某所で「こういう話がある」と聞いたのが11月頃でした。その時に「こういう番号からかかってきたら危ないよ」ってなりストも見ました。その時は「ほう、たくさん番号があるな。しかも携帯電話の番号(090-XXXX-XXXX)じゃないな。それにしてもこんなに多けりゃ書き写す気にもなりませんな」程度にしか思いませんでした。
前述のとおり、私の携帯はi-modeには非対応です。そのため、出会い系サイトからの迷惑メールも対岸の火事でした。ショートメールは平和でしたよ、はい。
職場でNimdaやCodeRed等のコンピュータウィルスが暴れた時も私のマシンは被害がありませんでした。WindowsだけどInternet Explorerは使ってないし。メールソフトもOutLookなんて使ってないし。この時は感染した人たちへの対処のため、メールが使えなくなるなど間接的に被害を被りました。「対岸の火事」というよりは、「島原大変、肥後迷惑」といったところでしょうか。
でも、正直言ってちょっと羨ましかったんですよ。被害を受けてる人たちが。不謹慎な言い方ですが。
「いやぁ、また出会い系サイトからだよ」とか、「またCodeRedだよ」とか言ってみたかったんです。ちなみに、ちょっと肩をすくめて苦笑いをしながら言わなければいけません。国会で青島幸雄が決めました。

さて、問題の電話があったのは12月2日の午後9時46分でした。ああ、明日は仕事だよと思いながら怠惰に過ごしていたところ携帯に着信がありました。ワンコールだけ。私の携帯は、登録していない番号と仕事関係の番号の着信音が同じため、最初は仕事がらみの電話だと思いました。
しかし、着信履歴を見ると見たことない番号。しかも市外局番は「052」。ピンと来てリストを見直すと、見事に上から2番目と言う好位置にその番号がありました。その瞬間、私の身体は震えていました。「やった、これで時代の波に乗り遅れないで済むわ。いいえ、時代の最先端なのよ」と。よくわからない言葉遣いになってますな。

ところで、この騒動のポイントは「ワン切りって言うの?俺はワンコール切りって言ってたぞ」ということじゃないでしょうか。違いますか。違いますね。
いや、まず驚いたのは本当にその部分なんです。「ほう、都会のぎゃるは『ワン切り』と言うのかね」と。
確かにワン切りって言った方が短いし言いやすいとも思います。思いますけど……ねぇ、ワン切り。釈然としませんな。方言とかあるんでしょうか、ワン切り地方とワンコール切り地方。で、ワンコール切り地方は田舎。時代の最先端はまだまだ遠かったり。


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